【リラックスしたいときに】
ヨガ音楽のマントラ系を紹介
マントラとは
ヨガミュージックとして有名なマントラ系ミュージックを紹介する前に、 まずは「マントラ」というのがどういった意味を持ち、どういったものを表すのかについて紹介したいと思います。
「マントラ」とは、古代インドや東南アジアなどで使われていたサンスクリット語で「文字」や「言葉」を意味する単語です。
また、宗教的には、祭詞や呪文、讃歌といった意味を持っています。
仏や菩薩の考え方や教え、功徳、また仏や菩薩に対するお祈りや誓いなどが秘められた語句となっています。
マントラ系ミュージックとは
マントラという言葉の持つ意味について理解したところで、
次に、マントラ系ミュージックとは、どのようなものなのかについて紹介します。
上でも述べたように、マントラはそれ自体がすでに讃歌ということで音が音楽的な要素を持っています。
それを聞きやすく、様々な楽器も加え、現代風のアレンジを施した音楽が、マントラ系ミュージックということになります。
マントラ系ミュージックは、どれも独特の妖艶さを持っており、初めて聞いたときは、そのクセの強い音楽に軽い拒絶反応を起こしてしまうかもしれません。
しかし、音楽に集中するのではなく、何か他のことをしながら聞くBGMとして活用すると、不思議と心を落ち着かせてくれることに気づくでしょう。
ヨガでは、本来、無音の状態で行うことも多いですが、マントラ系ミュージックであれば、心をリラックスした状態に保ってくれるということで、BGMにしてヨガを行う教室も多いようです。
Deva Premal「The Essence」
ここからは、オススメのマントラ系ミュージックを紹介していきます。
リラックスしたいときにオススメのマントラ系ミュージックとして最初に紹介したいのは、 マントラの女王という異名を持つ、Deva Premal(デヴァ・プレマール)の「The Essence」というアルバムです。
マントラはインドや南アジアに起源を持つ音楽ですが、Deva Premalの出身地はドイツです。
日常的に瞑想を行う、スピリチュアルな家庭に生まれた彼女は、インド出身のスピリチュアリストに出会ってから、自身の発声法の探求を行うようになったと言います。
「The Essence」はそんな彼女の記念すべきファーストアルバム。 浄化のマントラや癒しのマントラ、平和のマントラなど、インド国内でも有名な心落ち着くマントラが多数収録されています。
彼女の美しい声で歌われたマントラにぜひ心癒されてください。
Krishna Das 「Om Namah Shivaya」
次にオススメのマントラ系ミュージックとしてオススメするのは、
アメリカ出身の男性のマントラ歌手、Krishna Dasの「Om Namah Shivaya」という楽曲です。
基本的には、ゆったりとしたメロディーの繰り替えしで構成される楽曲は、聞けば聞くほど、どんどんと楽曲の世界に入っていってしまう、不思議な曲です。これこそマントラの魅力といった感じ。
低音の渋い声が素敵なKrishna Dasですが、ずっとその声だけ聞いてると、多少疲れてしまうかもしれません。
しかし、「Om Namah Shivaya」は、コーラス隊の掛け合いで構成されているので、音が心地よい波形で体に押し寄せてきます。
まさにリラックスにもってこいの楽曲と言えるでしょう。
Mirabai Ceiba 「Guru Ram Das」
最後にオススメのマントラ系ミュージックとして紹介するのは、メキシコ人とアルメニア人によるユニット、Mirabai Ceibaの「Guru Ram Das」という曲です。
この曲は一聴しただけでは、マントラ系の音楽とは気づかないかもしれません。
どちらかといえば、メキシコ民謡やペルー民謡のようなメロディー使いの曲になっています。
しかし、曲のタイトルになっている「Guru Ram Das」というのは、奇跡を起こすマントラとして知られており、れっきとしたマントラ系ミュージックなのです。
基本的に同じメロディーの繰り返しですが、メインボーカルの女性の声と、バックコーラスの男性の声のハーモニーに、どんどんと癒されていきます。
また、水に浮かんでいるかのような気分になれる打楽器の音や、優しい音で包み込んでくれる弦楽器の音も素敵ですね。
ベットに入ってから聞くと、そのまま快適な眠りにつけそうな、そんな癒し効果を持った楽曲です。
リラックス効果大!マントラ系ミュージックのすすめ
いかがでしたか。オススメしたマントラ系ミュージックは、いずれもかなり聴きやすく、癒し効果の大きい楽曲ばかりです。
ヨガの音楽や、インドの音楽と聞くと、ちょっと取っ付きにくそうな印象を抱くかもしれませんが、どれもすっと体に入ってくる音楽ばかりです。ぜひ試しに聞いてみてください。
<この記事からのおすすめアルバム>