月の力を借りてなりたい自分に。
新月と満月の夜にするといいこと
空気が澄み、空が高い季節がやってきました。
夜空に浮かぶ月もとてもきれいな日が増えましたね。
普段、月の満ち欠けにあまり関心がない方も、お月見シーズンの今は月を見上げる機会も増えるのではないでしょうか。
「満月の日には出産が多くなる」など、私たち人間にも何かしらの影響を与えていそうな月ですから、とくにパワーが強くなるであろう満月・新月がどういうものなのか気になりませんか。
スピリチュアルなことに苦手意識がある方でも取り入れられそうな、新月と満月の過ごし方をご紹介します。
新月に、なりたい自分を具体的に書き記して
月が地球の影に完全に隠れ、全く見えなくなるのが新月。
月の満ち欠けは約29.5日周期でまわっていて、月の数え方である「月齢」の1日目が新月の日です。
つまり新月は、月の周期のスタートのとき。
目標を決めたり、新しいことを始めるのに適していると言われています。
満月がさまざまなものを吸収して膨らみ、満ちる状態に対して、新月はデトックスに最適な状態。
むくみが出にくく体が引き締まる時期でもあります。
そんな新月は、まっさらになった状態で、これからのことを考えるのにぴったり。
新月の日には、目標を立てたり、未来の自分への抱負を言語化すると、叶いやすいという説もあるほどです。
ただし、単なる「目標」や「抱負」ではなく「アファメーション」という手法を用いるのがおすすめ。
紙とペンさえあればだれでもすぐにできるので、ぜひ試してみてください。
新月のアファメーションのハウツー
まずは紙とペンを用意します。
どんなものでもかまいませんが、大切なこれからのことを気分よく記せるようなお気に入りのものがいいかもしれません。
いつも使っている手帳のノートページなどでもよいでしょう。
アファメーションをするのは、月が新月になってから8時間以内に。
月は新月になる時刻ジャストにゼロ状態になり、1分後には満ち始めるのです。
たとえば次回の新月は10月20日ですが、日付が変わったら新月というわけではなく、ジャスト新月は4時13分です。
この時刻から8時間以内ということは、12時13分までがベストなタイミングというわけです。
ただし、注意するべきは「ボイドタイムを避ける」ということ。
ボイドとは「無効の」という意味の言葉で、月のパワーが効かない時間帯が発生するのです。
これをボイドタイムと言います。
ボイドタイムは2日に1回程度はあるものなので、新月の時間帯にも被りやすいもの。
次回の新月の場合は新月が始まった瞬間の4時13分からボイドタイムに入り、10時42分まで続きます。
新月から8時間以内かつ、ボイドタイムを割けるとしたら、10時43分~12時13分がアファメーションに最適な時間。
こんな感じで時間を割り出してください。
アファメーションの方法は、
- 自分を主語にして、なりたい自分になった状態について具体的に、過去完了形で書く
- 10個程度が望ましい
とされています。
具体的な文例を挙げると、下記のようになります。
- 「私は・・・・・になっています」
- 「私は・・・・・をしています」
- 「私は・・・・・を手に入れています」
書き終わったら、大切に保管しましょう。
過去完了形で書いたことによって、脳は叶った状態を記憶しています。
なりたい自分になった状態で、その後の時間を過ごすことができます。
満月は達成のエネルギーに満ち、結果が出るとき
月の引力が最大になる満月の日は、新月に描いた未来の自分にたどり着いているとき。
達成している状態になっているはずです。
新月に撒いた種が、満月に実るというイメージがわかりやすいかもしれません。
満月には、新月に書いたことの確認をしましょう。
達成できていること、できていないことをしっかり胸に刻みます。
体がむくみやすく、栄養を吸収しやすい時期でもありますので、無理なダイエットや運動はいったん休んで、ゆったりとした時間を過ごしたいところ。
月明かりの下、ひとりで自分を省みるような、静かな夜を過ごせるとベターです。
願ったことを、チェックするタイミングとして有効活用して
ここまでを読んで、「なんだかスピリチュアルな感じがして、私はちょっと…」と思った方も多いかもしれませんが、月のサイクルを自己実現のために有効活用すると考えると、なんとも現実的な手段ではないでしょうか。
目標を立てることは誰でもできますが、その目標を定期的に確認して達成度合いを確認したり、自分の成長度合いに合わせてアップデートする習慣は、よほどのことがないと継続するのは難しいことです。
約1か月サイクルで訪れる新月と満月は、「よほどのこと」にぴったりなタイミングになるはず。
いわゆる「Plan, Do, Check, Action」がすんなりと実行できると思うと、アンチスピリチュアルなあなたもやってみようと思いませんか?
続けるうちに、理想の自分に少しずつ近づくことができるかもしれません。