【胎教とは?】始める時期や効果、おすすめの "胎教" をご紹介!

【胎教とは?】始める時期や効果、おすすめの “胎教” をご紹介!

これから生まれてくる赤ちゃんのために、妊娠中もできる限りのことをしたいと思う方も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが "胎教" です。
ここではそもそも "胎教" とはなにか、始める時期や方法、効果などを解説していきます。

"胎教" とは?

胎教を辞書で調べると、「妊婦が精神的安定に努めて、胎児によい影響を与えようとすること。」という意味が示されています。
もちろん妊婦さんだけではなく、パパや家族が行うこともありますが、胎教の「教」の漢字から連想されるように早期教育や英才教育のイメージをもつ方もおり、複数のとらえ方があるようです。

かつて胎児は脳の発達が未熟で、感情も持たない存在だと考えられていました。
しかし、1万人を超える胎教を行ってきた大阪胎教センターの森本義晴氏によると、胎児は、お腹の中にいながらも外界のできごとをとらえ、理解する能力があることがわかってきました。
つまり胎教を行うことで、お腹の赤ちゃんとママの絆を深める親子コミュニケーションができることになります。

いつから始めるのがいいの?効果は?

胎教は基本的にいつ始めてもいいものですが、"つわり" がおさまり安定期に入る妊娠中期(妊娠5ヶ月〜7ヶ月)頃から始めるのがお薦めです。
胎児の聴覚は、妊娠7ヶ月(妊娠24週)頃から発達していると言われています。
この時期には胎内にある羊水の水音だけでなく、ママをはじめとする家族の声、外界の自然音や騒音まで聴こえています。

胎教の効果として科学的に証明されているものはありませんが、生まれる前から赤ちゃんの脳を刺激することは発育に好影響を与えると言われています。
また、胎教を実践したママたちからは、実際の育児中の体験談として「子どもの感性に豊かさを感じる」「子どもの言語理解が早いような気がする」といった声もあがっています。

具体的な胎教

具体的な胎教の方法5選

それでは、具体的な胎教の方法はどのようなものがあるのでしょうか?
5つの方法をご紹介します。

胎児ネームをつけてみる

胎児ネームとは、お腹の中にいる赤ちゃんに声がけする時のニックネームのことで、ベビーネームとも呼ばれています。
胎児ネームには、ベビーを短縮した「ベビちゃん」や、ポコっと出たお腹の様子から「ポコちゃん」、エコー写真で見る胎児の小さな姿から「まめちゃん」「チビちゃん」などがあります。
胎児ネームは妊娠中だけの期間限定の呼び名なので、自由に好きな名前をつけて声をかけてみましょう。

音楽を聴く

胎教にとって音楽は欠かせないものです。音楽を胎児に伝えるためには、静かな空間でゆったりとした服を着て、楽な姿勢をとり、ママの脳をリラックスさせることが大切です。
胎教につかう音楽はクラシックやオルゴールなど、好みのもので構いませんが、特におすすめしたいのがモーツァルトの楽曲です。
モーツァルトの楽曲に豊富に含まれている高周波は、自律神経を整え、脳を活性化させるため、胎教にいいと言われています。

話しかける

音楽で脳と身体をリラックスさせたら、お腹の赤ちゃんに話しかけてみましょう。
まずは胎児ネームでの呼びかけや、「ママだよ」「こんにちは」といった簡単な言葉からはじめましょう。
妊娠時期が進むにつれ、胎児の脳も発達し、胎動もはじまります。
胎児の成長に合わせて「いま起きたね」「びっくりしたね」「いっしょにお散歩しよう」「今日は暖かくて気持ちいいね」と徐々に話しかける言葉を増やしていきます。
また、ママだけでなくパパからも話しかけてあげるといいでしょう。

絵本を読む

胎教における絵本の読み聞かせは、胎児に語りかけられるだけではなく、ママの心も穏やかにしてくれます。
読み手であるママ自身が好きな内容か、赤ちゃんに伝えたいメッセージ性があるかなどをポイントに、絵本を選ぶのがポイントです。
可能であれば試し読みをして、ストーリーや絵柄に興味を持てるものを選びましょう。
胎教にいいと言われる絵本は数多くありますが、なかでも「みんなであなたをまっていた」(ほるぷ出版)、「どんなにきみがすきだかあててごらん」(評論社)、「うまれてきてくれてありがとう」(童心社)などの絵本は、絵柄もかわいらしくてお薦めです。

キックゲーム

胎児が胎動をはじめ、キックをするようになってきたら、キックゲームに挑戦してみましょう。
まずはソファやベッドに楽な姿勢で座ります。
胎児がお腹を蹴ったら、蹴られたところを胎児に伝わる程度に軽く叩きながら「ここにキック!」などと声かけを繰り返しましょう。
胎児がすぐ蹴り返してくる場合もあれば、なかなかキックが返ってこない場合もあり、反応はそれぞれです。
気長に挑戦しましょう。

胎児がお腹を叩いた場所に蹴り返してくれるようになったら、次は胎児が蹴っているところと別の場所を叩いてみます。
「ママがポンしたらキック!」など、声をかけながら何度も繰り返しトライすることで、胎児も動作を学習していきます。
これができるようになったら、連続キックに挑戦してみたり、ゲームのバリエーションを増やしてみるといいでしょう。

まとめ

ママがリラックスして妊娠期間を過ごす

胎教はいつ始めてもよく、方法もさまざまですが、最も大切なのはママがリラックスして妊娠期間を過ごすことです。
”つわり” がきつい時や、体調が優れない時は無理をせず、安定している時に胎教を取り入れてみましょう。