7月1日は「こころの日」!
こころの健康の大切さを知り、日頃からケアしよう
7月1日は「こころの日」って、知っていましたか?
あまり一般的には知られていないかもしれませんが、自分のこころの状態を知り、こころの健康を保つことの大切さを考える日とされているそうです。
今回は、現在の自分のこころの状況を把握するチェック方法や、日常に取り入れたいこころのケアなどについてご紹介します。
「こころの日」ってどんな日?
1988年(昭和63年)の7月1日に、「精神衛生法」が「精神保健法」に改正されたことを記念して制定したものです。
精神疾患や精神障がい者について、正しい理解を図り、この日をこころの健康の大切さを考えてもらうきっかけにすることを提案されています。
各地でこころの健康に関するイベント開催
7月1日の前後1週間を「こころの日」週間とし、この期間中には各地でさまざまなイベントが行われていて、内容は会場によって異なりますが、講演会や健康相談・ストレステストができる健康相談コーナーなど。
ちょっとこころが疲れているかな、と感じた時に利用できる身近な相談機関の紹介も行われています。
「こころの元気度」をチェックしてみよう
自分は大丈夫!と思っていても、こころの状態はいつも同じコンディションではありません。
季節や天候による環境の変化、勉強の忙しさや仕事の量、人間関係など様々な要因によって変化します。
ちょっとおかしいかな?と思ったら、少し立ち止まって「こころの元気度」をチェックしてみることが大切です。
「朝なかなか起きられない」、「たっぷり寝たつもりでも疲れがとれない」、「会社(学校)に行くのがおっくうに感じる」などの項目の中で、1週間以上続くものがあると要注意!
意識して、こころの健康のために自分でできることから始めてみましょう。
「こころのお手入れ」をしよう
こころが疲れていると感じたとき、自分でできるメンタルケア「こころのお手入れ」を日常生活に取り入れることをお薦めします。
その方法をご紹介していきます。
素直な気持ちを話してみる
親しい友達や会社の同僚、家族に自分がストレスを感じた出来事などをそのまま話してみます。
誰かに聞いてもらうことで、考えが整理され、気持ちが落ち着いてきます。
あまり話したくない出来事などは、無理に話さなくてもかまいません。雑談をするだけでもこころが安らぐこともあります。
気持ちを自由に書き出してみる
他人に全てを話すのはちょっと…と感じてしまう時は、自分の気持ちを紙に書き出すだけでも効果的です。日記をつけてみるのもオススメ。
大切なのは、自分のこころの中の気持ちを溜め込まずに、外に出すことです。
日常に「ご褒美タイム」をつくる
勉強や仕事が忙しいと、自分の好きなことや楽しめることをするのを後回しにしてしまいがちです。
趣味の映画に没頭したり、スイーツを食べたり、音楽を聴くなどこころが喜ぶ「ご褒美タイム」を意識してつくるのが重要です。
また、音楽を聴くときには、自分の好きなジャンルもいいですが、イライラ解消のための音楽などもオススメです。
ピアノやフルート、ギターなど、アコースティックなサウンドがモヤモヤした心をすっきりさせてくれます。
適度に体を動かす
軽いエクササイズなどで、少し体を動かすだけで気持ちがすっきりするもの。
適度な運動は、実際に精神科の治療にも取り入れられているそうです。
日頃からこころのお手入れを
普段何気なく生活していると、自分の体やこころのコンディションをあまり気にせず過ごしてしまいがちです。
「こころの日」をきっかけに、自分の今のこころの状態を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?
自分で抱えきれなくなったら、保険センターや精神保健福祉センターなどで開催している、こころの健康相談へ足を運んでみるのもよいでしょう。こころの病気や福祉制度についても相談でき、役立つ情報を知ることができます。
日頃からも、自分でできるこころのお手入れを心がけてみてくださいね。