【癒ログ】ネントレ?添い寝?世界中のママの奮闘記、ベビーの「寝かしつけ」事情
一般的に、アジアは添い寝が主流で、欧米では別々のベッドで寝る赤ちゃんが多いようですが、日本でも耳にするようになった「ネントレ(ねんねトレーニング)」。ママたちの永遠のテーマ、赤ちゃんの「寝かしつけ」を世界のママたちはどのようにしているのでしょう。
Cry it outとは、ボストンの小児病院で小児睡眠障害センター長を務めるファーバー博士が提唱する方法で、「赤ちゃんが鋭利なナイフで遊ぼうとした場合、どんなに激しく泣いたとしても、あなたはナイフを赤ちゃんにあげないでしょう。そして、その赤ちゃんが泣くということに対して罪の意識も感じないし、泣かせることによる心理的影響も心配しないでしょう。睡眠方法を教えてあげるのもそれと同じです。」と言っています。つまりアメリカでは、良くない睡眠習慣も赤ちゃんにとって危険なものだとされているのです。
Cry it outとは…
1)赤ちゃんがスムーズに眠ることができように、日中は活動的にし、寝る前におやすみの儀式を取り入れる。
2)寝る時間になったら、赤ちゃんが寝る前にベッドに寝かせ、親は部屋をでる。
3)赤ちゃんが泣いても一定時間はそのままにする。ひとりにする時間を徐々に長くして慣らしていく。例えば3分、5分、10分、二日目になるとさらに5分、10分20分という具合に間隔を伸ばしていく。
4)赤ちゃんを落ち着える際に抱き上げない。
ただ実はアメリカでも「添い寝文化」が広まる傾向もあるそう。“添い寝”は英語で“Co-sleeping”。1993年に発刊された育児をする母親に大人気のベストセラーの育児本、『The Baby Book(シアーズ博士夫婦のベビーブック)』。著者のシアーズ先生は、『The Baby Sleep Book(シアーズ博士夫婦のベビースリープブック)』も刊行しました。これらの本の影響により、アメリカでも添い寝をする家庭が1993年から2010年の間に、7%増えたそう。
フランスでは赤ちゃんのうちから一人別室のベッドに寝かすのが一般的です。赤ちゃんが泣いても、すぐに抱いたりせず、しばらくは泣かせておきます。
部屋は別々が当たり前。妊娠中から生まれてくる赤ちゃん用の部屋を準備し始めるのが普通です。ベビーベッドにオムツ交換台などを用意し、かわいく室内をデコレーション。その時欠かせないのが、カメラつきの遠隔監視機です。別の部屋にいる赤ちゃんの様子がどこにいても映像と音でわかるアイテムは欠かせません。
お腹が空いたり、オムツが汚れたりで泣いている以外は、基本的に泣かせておきます。近所迷惑にならない範囲で泣きたいだけ泣かせ、そのうち自然に泣きやんで眠るのを待ちます。そのおかげなのか、一人で寝ることにもいつしか慣れていきます。
そのかわり、愛情表現は欠かしません。「ママはいつも一緒にいるよ」「大好きだよ」ということを言葉や態度で常に表すことで、赤ちゃんも安心し落ち着くというわけです。何より、「一緒にいる時」と「別々にいる時」のメリハリが大事なのだそうです。
イギリスでも添い寝やおっぱい、抱っこでゆらゆらしながら寝かしつける習慣はありません。生後6ヶ月から、ベッドに寝かして自然に寝られるようにトレーニングするのが普通です。最近では、生後半年ほどは同じ部屋で寝るよう指導されるケースも増えているようですが、ネントレはどのママも行っています。
モンゴルやチベット、南米ではこのスワドリングが広く行われていますが、それはぐるぐる巻きにすうことで子どもがよく寝るからです。1年のうち8か月間が氷点下となる寒冷地帯のモンゴルでは、スワドリングは赤ちゃんを寒さから保護する定番スタイルで、生後から約8か月間、スワドリングされて育つのが一般的です。また日本と同様に添い寝の習慣があり、2~5歳までは、両手を絵本に見立ててお話をしてあげる「おてて絵本」で寝かせることもあるそう。
起きている赤ちゃんに疲れたサインが出たら、おくるみで包み、ベッドに戻します。疲れたサインは泣く手前の、「手足のバタバタ」「目の動き」などいくつかあります。これを見逃すとovertired(疲れすぎ)になりおさめるのが大変に。
いずれの国も単に放置するという訳ではなく、途中で声掛けをしたり、おやすみの儀式を行ったりすることで、赤ちゃんに一人で寝ることを教えてあげるというスタイルですね。
正解がひとつではない「寝かしつけ」。ママもベビーも焦らず少しずつ!時には世界中のママも同じように奮闘しているようすを思い出してください。
スリーピング・ベイビー〜おやすみ赤ちゃん
アメリカの一人寝は「Cry it out」
Cry it outとは、ボストンの小児病院で小児睡眠障害センター長を務めるファーバー博士が提唱する方法で、「赤ちゃんが鋭利なナイフで遊ぼうとした場合、どんなに激しく泣いたとしても、あなたはナイフを赤ちゃんにあげないでしょう。そして、その赤ちゃんが泣くということに対して罪の意識も感じないし、泣かせることによる心理的影響も心配しないでしょう。睡眠方法を教えてあげるのもそれと同じです。」と言っています。つまりアメリカでは、良くない睡眠習慣も赤ちゃんにとって危険なものだとされているのです。
Cry it outとは…
1)赤ちゃんがスムーズに眠ることができように、日中は活動的にし、寝る前におやすみの儀式を取り入れる。
2)寝る時間になったら、赤ちゃんが寝る前にベッドに寝かせ、親は部屋をでる。
3)赤ちゃんが泣いても一定時間はそのままにする。ひとりにする時間を徐々に長くして慣らしていく。例えば3分、5分、10分、二日目になるとさらに5分、10分20分という具合に間隔を伸ばしていく。
4)赤ちゃんを落ち着える際に抱き上げない。
ただ実はアメリカでも「添い寝文化」が広まる傾向もあるそう。“添い寝”は英語で“Co-sleeping”。1993年に発刊された育児をする母親に大人気のベストセラーの育児本、『The Baby Book(シアーズ博士夫婦のベビーブック)』。著者のシアーズ先生は、『The Baby Sleep Book(シアーズ博士夫婦のベビースリープブック)』も刊行しました。これらの本の影響により、アメリカでも添い寝をする家庭が1993年から2010年の間に、7%増えたそう。
フランスでは赤ちゃんも大人扱い
フランスでは赤ちゃんのうちから一人別室のベッドに寝かすのが一般的です。赤ちゃんが泣いても、すぐに抱いたりせず、しばらくは泣かせておきます。
部屋は別々が当たり前。妊娠中から生まれてくる赤ちゃん用の部屋を準備し始めるのが普通です。ベビーベッドにオムツ交換台などを用意し、かわいく室内をデコレーション。その時欠かせないのが、カメラつきの遠隔監視機です。別の部屋にいる赤ちゃんの様子がどこにいても映像と音でわかるアイテムは欠かせません。
お腹が空いたり、オムツが汚れたりで泣いている以外は、基本的に泣かせておきます。近所迷惑にならない範囲で泣きたいだけ泣かせ、そのうち自然に泣きやんで眠るのを待ちます。そのおかげなのか、一人で寝ることにもいつしか慣れていきます。
そのかわり、愛情表現は欠かしません。「ママはいつも一緒にいるよ」「大好きだよ」ということを言葉や態度で常に表すことで、赤ちゃんも安心し落ち着くというわけです。何より、「一緒にいる時」と「別々にいる時」のメリハリが大事なのだそうです。
イギリスでは生後6ヶ月からネントレスタート
イギリスでも添い寝やおっぱい、抱っこでゆらゆらしながら寝かしつける習慣はありません。生後6ヶ月から、ベッドに寝かして自然に寝られるようにトレーニングするのが普通です。最近では、生後半年ほどは同じ部屋で寝るよう指導されるケースも増えているようですが、ネントレはどのママも行っています。
モンゴルはスワドリング
モンゴルやチベット、南米ではこのスワドリングが広く行われていますが、それはぐるぐる巻きにすうことで子どもがよく寝るからです。1年のうち8か月間が氷点下となる寒冷地帯のモンゴルでは、スワドリングは赤ちゃんを寒さから保護する定番スタイルで、生後から約8か月間、スワドリングされて育つのが一般的です。また日本と同様に添い寝の習慣があり、2~5歳までは、両手を絵本に見立ててお話をしてあげる「おてて絵本」で寝かせることもあるそう。
ニュージ―ランドではおくるみ+赤ちゃんのサインの見極め
起きている赤ちゃんに疲れたサインが出たら、おくるみで包み、ベッドに戻します。疲れたサインは泣く手前の、「手足のバタバタ」「目の動き」などいくつかあります。これを見逃すとovertired(疲れすぎ)になりおさめるのが大変に。
いずれの国も単に放置するという訳ではなく、途中で声掛けをしたり、おやすみの儀式を行ったりすることで、赤ちゃんに一人で寝ることを教えてあげるというスタイルですね。
正解がひとつではない「寝かしつけ」。ママもベビーも焦らず少しずつ!時には世界中のママも同じように奮闘しているようすを思い出してください。
スリーピング・ベイビー〜おやすみ赤ちゃん